SGT Rd.02 RACE REPORT

2008年4月11~13日 岡山国際サーキット(岡山県)

4月13日、岡山国際サーキット(岡山県)で2008 AUTOBACS SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが行われました。GT500クラスはポールポジションのNo.23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が優勝し開幕戦につづき2連勝となりました。GT300クラスはNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)がポールtoウインで優勝となりました。  アークテックモータースポーツNo.110は、予選12番手からスタートし決勝17位フィニッシュ、No.111は、予選19番手からスタートし、途中ギアトラブルを抱え63周でレースを終えましたが21位で完走扱いとなりました。
入場者数 予選15,000 人 : 決勝29,000 人 : 2 日間合計44,000 人
参戦台数・車種・メーカー数 39台/33エントラント : 車両 11メーカー/17車種 : タイヤ 6 メーカー
放送 4月12日23:00~予選(J sports Plus)(初回)
4月13日13:30~LIVE 中継(J sports Plus、モバHO!)
4月20日22:00~ /4月23日19:00~(再放送)(BS 日テレ)
4月20日/4月27日/5月4日 17:30~18:00 『激走!GT』(テレビ東京系列6局ネット)
4月27日21:00~『オンボードカメラ+』(J sports Plus)(初回)
パソコンテレビGyaO によるVOD 配信

スーパーGTは第二戦、舞台は岡山国際サーキット。開幕戦の結果からGT300クラスも多くの車両が性能調整を受け、ボクスターもマイナス25kgの恩恵を受けることになりました。この岡山戦から2台ともNewエンジンになることから逆にウエイトを25kg積み、リストリクターを1ランク大きくしてエンジンパワーによるアドバンテージを得る方向を選びました。開幕戦後に行われた富士合同テストの結果からセッティングの方向性も決まり、あとはセッティングをどれだけ合わせられるか鍵となります。そしてこの岡山からドライバーラインナップにも変更があります。No.111のBドライバーが城内選手に代わり、昨年ランボルギーニをドライブした黒澤翼選手を起用することになりました。

4月11日(金)練習走行日

薄曇り空で迎えたこの日の岡山国際サーキット。練習走行1回目は午前10時より開始。路面は少し濡れているところがあるものの、気温:12℃、湿度:53%、路面温度:15℃とまずまずのコンディションです。決勝日の天候に雨が予想されることからまずはレインタイヤを履きコースイン、タイヤの皮むきを行います。その後ドライタイヤに交換しセットアップ開始となります。

No.110は光貞選手がセットアップを進めます。開始から約25分、1セット目のNewタイヤで1分34秒752をマーク、順位は6~7番手となります。このセットのままBドライバーの池田選手にスイッチするが間もなく赤旗中断となります。セッション再開後、細部セッティングを変更し2セット目のタイヤで光貞選手がマークしたタイムは1分33秒414。クラス7番手と順調な滑り出しです。No.111は、小泉選手がセットアップを進め、1分35秒752でクラス19番手となります。

 GT300クラスは開幕戦から好調を維持するNo.46 MOLAレオパレス Zがトップタイムで1分32秒599。No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408Rが1分32秒913で2番手。3番手にはNo.66 Triple a ムルシェラゴRG-1で1分32秒928となりました。

 練習走行2回目は午後2時から。朝方は曇りがちだった岡山国際サーキットも、午後にはまぶしい陽差しが降り注ぎ、気温はさほど変わらないものの湿度:48%、路面温度:29℃とタイムアップには難しいコンディションとなります。No.110はこのセッションで午前とは違った方向性のセットを試しますが、結果的に良い方向には行かなかったようです。No.111は今回が初ドライブとなる黒澤選手を中心にセットアップを進めます。午後のセッションは、午前から好調ぶりをみせるNo.66 Triple a ムルシェラゴRG-1がトップタイムをマークしますがコンディションの影響からか午前のトップタイムを上回るには至りませんでした。GT500クラスは上位7台をNSXとGT-Rが占め、開幕戦後にGT-Rに課せられた特別性能調整をものともしない結果となりました。

練習走行総合結果

GT500
1 No.18  TAKATA 童夢 NSX 1分23秒999
2 No.23  XANAVI NISMO GT-R 1分24秒025
3 No.17  REAL NSX 1分24秒116
GT300
1 No.46  MOLAレオパレスZ 1分32秒599
2 No.66 triple a ムルシエラゴRG-1 1分32秒706
3 No.19 ウェッズスポーツセリカ 1分32秒904
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11 No.110 KUMHO BOXSTER-GT 1分33秒414
20 No.111 ARKTECH BOXSTER-GT 1分35秒752

4月12日(土)公式予選

公式予選1回目は10時から開始となります。爽やかな春の陽気となったこの日の岡山国際サーキット。朝からたくさんのファンがサーキットに詰めかけ、早くも賑わいをみせています。
最初の20分間はまずはGT300クラスの専有走行となります。路面はドライ、気温:15℃、湿度:45%、路面温度:23℃。
まずこの専有セッションを引っ張ったのは昨日から好調のNo.66 triple a ムルシエラゴRG-1。開始から約10分が過ぎる頃には続々とコースインしたライバルがこのタイムを上回りはじめます。

No.110は、光貞選手がアタックします。7ラップ目に1分32秒724をマークし、池田選手にドライバー交代、目標の基準タイムをクリアしたところで専有走行時間が終わります。光貞選手のタイムは昨日のベストを上回ったものの11番手前後と微妙なポジションです。No.111は、黒澤選手がアタックし、これまでのベストを1秒以上上回る1分34秒649をマークするものの20番手となります。この専有時間帯にムルシェのタイムを更新してきたのはNo.46 MOLAレオパレス Z。続いてNo.43 ARTA Garaiyaが2番手、No.81ダイシンADVAN Zが3番手となりました。

500クラスの専有時間後、混走時間となるがここでタイムアップしたのはNo.2プリヴェKENZOアセット・紫電。見事6番手にポジションアップ。No.110光貞選手も2セット目のタイヤを投入するが狭いコースの岡山ではクリアラップが取れず、タイムアップはなりませんでした。予選1回目終了後、No.66 triple a ムルシエラゴRG-1にエアリストリクター径の違反が見つかり予選タイムを抹消されています。このタイム抹消によりNo.26ユンケルパワー タイサン ポルシェが繰り上がりスーパーラップの出場権を獲得しています。

 予選2回目は午後2時半から開始。スーパーラップに進出できなかった2台はガソリンを多めに積んで決勝セットの確認作業となります。No.110光貞選手からはロングランを見越してのいいセットアップが見つかっているとのコメントも出ており、明日の決勝に期待が持てます。ところがNo.111はタイヤとのマッチングに苦しみセットを幾度となく変更するが解決するに至らず、このセッションを終了しました。

公式予選正式結果

GT500
1 No.23  XANAVI NISMO GT-R 1分23秒517
2 No.1   ARTA NSX 1分23秒815
3 No.43  ARTA Garaiya 1分23秒907
GT300
1 No.43  ARTA Garaiya 1分31秒796
2 No.46  MOLAレオパレスZ 1分32秒196
3 No.11  JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430  1分32秒211
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12 No.110 KUMHO BOXSTER-GT 1分32秒724
19 No.111 ARKTECH BOXSTER-GT 1分34秒649

4月13日(日)決勝日フリー走行

前日とはうって変わり、雨の予報が出ている岡山国際サーキット。午前9時から始まったフリー走行はドライコンディションで行われました。GT300クラスは、フロントロウからスタートするNo.46 MOLAレオパレス Zが1分32秒925でトップタイムをマーク。2番手、No.26ユンケルパワー タイサン ポルシェ、車高規定違反でスーパーラップのタイムが抹消されたクスコDUNLOPスバルインプレッサが3番手に入りました。No.110は、決勝セットの最終確認を行い1分34秒994のベストタイムでこのセッションを終えました。No.111は、このフリー走行でもセットアップを続け決勝に備えました。この後、13時5分からスタート進行が始まり、注目の決勝スタートが14時に切られることになります。

4月13日(日)決勝日フリー走行

スタート前の気温は18℃、路面温度:25℃で曇り空だが、マシンがグリッドに着き、スタートまで15分というところでパラパラと雨が落ち始めるという難しいコンディションとなります。今回のスタートドライバーは、No.110が光貞選手、No.111が黒澤選手というオーダーです。どちらも天候を考慮して出来るだけルーティンのピットを遅らす作戦です。


例年スタート直後の1コーナーでアクシデントが発生する岡山ですがGT500クラスのスタートでは、大きな順位の変動もなく淡々とした展開となります。ところがGT300クラスは1コーナーでアクシデントが発生します。

No.4 EBBRO UEMATSU 320RにNo.19ウェッズスポーツセリカが追突しNo.4はコースアウト、結果的にNo.19はリタイアとなってしまいます。No.110、No.111はスタートの混乱に巻き込まれることなく周回を重ねていきます。先頭を引っ張るNo.43 ARTA Garaiyaに続くのはNo.46 MOLAレオパレス Z、3番手にNo.11 JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430以下、各車が僅差で追う白熱の展開。5台が争う2番手争いとなります。

No.110光貞選手はトップグループと遜色ないタイムでラップを重ね、17周目には、No.31 DOUBLEHEAD avex apr MR-Sを抜いて10番手に、続いて23周目にNo.33 HANKOOK PORSCHEを抜いて9番手、30周を過ぎるあたりにはピットインするマシンも出始め、37周目には4番手まで浮上します。

ロングランに一抹の不安があったタイヤライフでしたが、その後46周目まで引っ張り、ドライバー交代を行います。ピットイン時にNo.7と交錯する場面があり、またタイヤ交換においてはミスもあり、32秒でピットアウトとなります。池田選手は、36~37秒の安定したラップを重ね、 上位チームのルーティンが終わった60周目前後には7番手のポジションをキープしています。

しかし、波乱は62周目におこります。GT500クラスの2番手争いを繰り広げていたNo.1 ARTA NSXがWヘアピンひとつめで池田選手の左リアに接触、両車ともスピンオフ、No.110も足回りにダメージを抱えてしまい、緊急ピットインを余儀なくされます。左リアのアップライトにダメージがあり、アライメントが大幅に狂っている状態でしたが、残り周回も僅かだったため、コースに復帰させます。しかし順位は大きく後退してしまいます。

No.111は黒澤選手のスタートから淡々と周回を重ね16番手前後のポジションをキープ、40周目にルーティンのピットを済ませ小泉選手にバトンタッチします。ドライバー交代後も順調に周回を重ねますが、シフトの度にミッションから異音が発生すると無線連絡が入ります。監督から「いたわって!」の指示が飛びますが、残り周回も僅かとなった63周目にギアがスタックし無念のピットインとなってしまいます。

結局、No.110は17位でフィニッシュ、No.111も21位で完走扱いとなりました。GT300クラスはNo.43 ARTA Garaiyaが優勝、No.26ユンケルパワー タイサン ポルシェが2位、No.77クスコDUNLOPスバルインプレッサが3位となりました。

スーパーGT 第二戦正式結果

GT500
1 No.23  XANAVI NISMO GT-R
2 No.12 カルソニック IMPUL GT-R
3 No.1  ARTA NSX
GT300
1 No.43  ARTA Garaiya
2 No.26ユンケルパワー タイサン ポルシェ
3 No.77クスコDUNLOPスバルインプレッサ
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12 No.110 KUMHO BOXSTER-GT
19 No.111 ARKTECH BOXSTER-GT